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小林紀子バレエシアター『アナスタシア』(8/18)

ちょっと遡ってしまいますが、同公演に行って来たので。
日本初演のマクミラン作品です。

物語は、ロシア皇帝ニコライ2世の娘・アナスタシアとは誰か?
1・2幕は、宮廷と歴史事実を物語り、3幕は「私はアナスタシア皇女」と名乗るアンナ・アンダーソンの心的世界を表した作品です。

感想として、

 ダンサーは良いけど、作品としては、ちょい、ビミョー。

まず、前提として、この作品が作られた頃は、「アンナ・アンダーソンはアナスタシアかもしれない?」という歴史ロマンがあったわけですが、科学技術が歴史を暴き、実際は赤の他人のたわごとだったということが証明されてしまっています。
そんな目で見ると、1・2幕と3幕の物語の乖離は否めません。
アンダーソンの目から見たロシアという視点も…難しいかな、と。
また、パンフレットを見てわかりましたが、元々3幕だけ先に作品が成立し、後になって1・2幕が構成されたという点も見逃せません。
「別の作品」として見ることも可能なのです。

でもね。
ダンサーは頑張っていたと思うのです。
1・2幕は、マクミランのクラシック様式(…と勝手に命名しているが、要するに長~いアダジオと超絶リフト、細かいステップのオンパレード!)に見事にはまっていました。
群舞も大変だよね~あれは!
アダジオとワルツが多すぎて、純クラは2幕のクシェンスカヤのところしかなかったけどね…coldsweats01
斜めの舞台も衣装も素敵でした。

作品に再度話を戻しますが、この作品は、あとに続くコリオグラファーに影響を与えていたのかな?…という面を感じました。
まず、3幕のアンダーソンの狂気の中の場面については、ノイマイヤー振付『ニジンスキー』。
『ニジンスキー』では、円形のセットの内と外で現実と非現実の境を明確にし、物語を見やすくしていましたが。
1・2幕の映像をバックに使う演出…これがマクミランの演出とするなら、ベジャール作品や勅使河原さんの作品とかの映像コラボの先駆けだったのではと思います。

なかなかの意欲作品でした。
多分…再演…ないかも?
あれば、もう一度見てみて、自分の評価を変えてみたいと思いますが。
海外でもあまりやらないらしい。
難しい作品なんでしょうね。




こぼれ話。
パンフ見てたら、私が行っているスタジオにゲスト出演してくださっている先生が2名出てました。びっくり!

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