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2017年8月

【24hTVアイスショー】努力する天才に勝るものなし

24時間TVが終了しました。
マラソンも時間通りに武道館に到着して、本当に良かったです。



さてさて、昨夜(8/26)のアイスショーは大変豪華でしたね~。

それと共に、「告白」として放映された内容。

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『ダムパリ』ゆづが倒れているcoldsweats02
こんな映像など流れると、衝撃的です。


ゆづが喘息とは知っていたけれど、そんなにも苦しく、辛いものなのか。

  「(普段の)半分も息が吸えない。酸素が入って来ない」

薬を常に携帯している日々。

それでも彼は言う。
  「僕らぜんそく持ちの選手からしたら、それが普通」と。


2017年3月の世界選手権の2週間前にも、

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えええええ~~~!?
そんな、辛いことが。
そんな、中で世界選手権優勝?
そしてFSは、世界新記録!?

どれだけの努力がそこにあったのでしょうか。
頭が下がります。
また、コーチ、スタッフの協力なしには、あの奇跡のような演技はなかったことでしょう。



アイスショーは、同じく喘息を持つスケート少年のレッスンから始まり、
ハイドロブレーディングをリクエストされる。
うんうん、わかるなあ。
それ、かっこいいもんねheart01

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2回転ジャンプもばっちり教えてもらえて良かったね。


そして、長野オリンピックのスピードスケート金メダルの清水宏保選手との思い出。
清水選手の言葉は説得力がありました。



お待ちかね!
アイスショーは郷ひろみさんとのコラボheart04
『言えないよ』

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美しい。


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22歳になった彼の背中は、繊細な中にもしなやかな強さが感じられる。


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アイスショーに4T投入coldsweats02
いや、いやいや。ゆづ意外にそれはやらんな。
「夢だなんて」・・・夢じゃないよ。


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ラスト。どや!


からの、

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少年の講評(感想)を受け、何故か少女のようにlovely
このギャップが魅力。


でも最後に、
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えーっと、どえす(ドS)です。

わかりましたか、少年。
このお兄さんは、努力する天才ですからね。
こんなことさらっと言っちゃうのだと思うよ。

頑張れよ!



ゆづのことを、人は「天才」というけれど、今回の告白のとおり、身体が万全でない中であっても競技を続けている、努力のアスリートなんですね。

才能があっても努力しなければ、光らない。

努力は苦しいし、逃げることも可能だけど、逃げなかった人だけが見える世界がそこにはあるんですね。


氷上のゆづの世界をわれらは見せていただいているわけですが、そのひたむきな努力を忘れない彼の背中を、可能であればそっと押してあげたい気持ちでいっぱいになります。



アイスショーお疲れ様、ゆづ。

これから平昌オリンピックまでトレーニングや試合で忙しいでしょうが、体調と怪我には気を付けてくださいね。


あなたの才能と不屈の努力が、オリンピックで大輪の花を咲かせるよう祈ってます。

明日のコミケ92参加のお知らせ




明日、コミケ92に参加します。
お時間のある方はお越しくださいね。

コミックマーケット92
日時 8月13日(日) 10:00〜
・古林は15:00頃に撤収します
場所 東ねー22a
サークル名 Rose Adagio

《新刊》
Pirouette Vol.7

《その他》
フィギュアスケート観戦記(上海ワールド)も再び印刷して持ち込みます


明日は暑いようですので、おいでになる方は気を付けてきてくださいね✨


ではまた✌️️

新国立劇場バレエ『ニューイヤーガラ』配役発表

続きを読む "新国立劇場バレエ『ニューイヤーガラ』配役発表" »

映画『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』(8/5)

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知人に勧められて見に行って来ました。

セルゲイ・ポルーニン。
実は、古林の記憶にあまりなく・・・。
すみません、何年バレエ・ファンやってるのかと思いますよね~sweat02
2010年の英国ロイヤル・バレエ公演で来日してました。
『マイヤリング』の高官役・・・で見てました・・・。
主役のワトソンに気を取られていて、記憶が・・・。


懺悔、終了。



映画『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』(予告編)https://www.youtube.com/watch?v=Pk0czzcGIeU
※予告編なので、リンクが切れたらごめんなさい。

映画は、ポルーニンの幼少期から、現在までのドキュメンタリーです。

バレエの才能の開花。
それとともに壊れていく家族の絆。
バレエの目的を失い、迷走する精神。

傷つきやすく、愛に飢えた精神は、度を越した行動にも発展。
体中の入れ墨、麻薬。。。

そんな中でもバレエのキャリアは高まっていく。
最年少で英国ロイヤル・バレエのプリンシパル(最高位)になったにも関わらず、22歳でキャリアを捨て、ロシアへ。

英国ロイヤル・バレエでの栄光は、ロシアでは塵にも等しく、TV番組で自らを売り込むしかない。
(「ビッグバレエ」というバレエ・オーディション番組がロシアにはあるらしい。羨ましい。しかも審査員にマラーホフという豪華さshine

ロシアの人望ある芸術監督であるイーゴリ・ゼレンスキーに呼ばれ、ロシアでのキャリアも重ねていく。
(実は古林は、ゼレンスキー目的で見に行ったんですけどねheart04

しかし、ポルーニンは、ロシアの生活にも飽いてしまう。


やがて友人に依頼したバレエ作品がYouTubeで注目された。

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Sergei Polunin  in 'Take Me To Church'   
https://www.youtube.com/watch?v=LNkOhArBcc8
※映画では、日本語字幕が入っていますが、こちらの映像にはありません。

この作品が大ヒット!
彼は世界中から再び注目を集めるようになる。


ラストでは、家族とも和解し、27歳になった彼は新たな人生を踏み出していく。




物語の前半は、正直、恵まれた才能を持ちながら、自分は不幸だと思う若者の物語です。
若者は得てしてそうなのかもしれませんけど。
傷つきやすい性格というのが、考え方を内向きにし、何か心の中に澱が沈んでいくかのよう。
澱の発散方法も、反社会的は方向に向かっているのが、やっぱり「青春」。


後半は、溜まっていた澱をどこかにぶちまける方法は、やはりバレエであったという。

'Take Me To Church'   素晴らしいです!
彼はワガノワ・メソッドと英国ロイヤル・メソッドの二つを習得しているわけですが、基礎がどうのとか、そういうことは抜きにして、素晴らしい作品。
バレエの型と型からフラット・バランスに移る流れが、まことに美しい。
またその逆の動きもです。

彼は、精神面を表に表すことができるダンサーですね。
エネルギーがほとばしる。
動きの緩急においても、コントロールというより、エネルギーの強弱が透けて見えるかのよう。

20代の今だからこんな表現ができるのかもしれません。


いずれ、年月を経て、自在に動きをコントロールできるようになったら、この表現はないかもしれない。

それはそれで素敵なものが見られそうですけど。

できればバレエを辞めずに、踊り続けて欲しいです。



ラストの方で、母親に幼いころのことで自分が傷ついたことを話すシーンは秀逸。
古林は、このシーンが一番好きでした。
彼は自分の気持ちを整理して話すことができた。
悲しみを断ち切れると思ったから言葉にできたのだと思いました。

きっと、彼は「愛する」ことの素晴らしさも、いずれはバレエ作品で届けてくれるでしょう。
そうあって欲しいです。






余談ですが。

実は、この映画を見に行く前に、世界フィギュアスケート選手権2016のEXを見ていました。
そう、ゆづの『レクイエム』です。

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Yuzuru Hanyu 羽生結弦 EX 2016 World Championship Boston   
https://www.youtube.com/watch?v=CgQLeHAhkDc


このとき、ゆづはFSで崩れて総合2位。
原因は負傷(リスフラン靭帯損傷)によるもの。
その事実を隠したまま参加したEXでした。

何かを発散するような、叫ぶような演技は、彼の心だったのだろうなと思います。

20代。
気持ちを身体で表現することが、素直にできる時期なのかもしれない。
ボストン・ワールドの『レクイエム』は、別格の出来であったと思います。

天才の語らぬ言の葉は、ほんに極上の美であったことよ。





※画像はお借りしています

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