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Kバレエ・カンパニー「クレオパトラ」(6/10)@東京文化会館

水曜日に思い立ち、急遽チケットを取りました。
初演時と違って席が選べて、お陰様で、4Fの正面をgetできました。
(ビンボー人coldsweats01

↑前回(だったかな)、「Kバレエはポスターが貼っていないので、フォトがパンフ売り場用掲示のみ」とブログに書きましたが、今回は大型パネルを製作。
Kバレエ、気合いが入ってますね!




↑4Fはこんな眺め。おお!


<出演者>※一部、置き換え文字があります。

クレオパトラ:中村祥子
プトレマイオス:山本雅也
カエサル:スチュアート・キャシディ
アントニウス:栗山廉
オクタヴィアヌス:遅沢佑介
ポンペイウス:ニコライ・ヴィユウジャーニン
ブルータス:伊坂文月
オクタヴィア:矢内千夏
三人の官僚:石橋奨也・益子倭・杉野慧
選ばれた神殿男娼:堀内将平
案内人:酒匂麗
クレイパトラのお付き:第1Va 大井田百
              第2Va 井上とも美
              第3Va 戸田梨紗子
              第4Va 浅野真由香
クレオパトラの側近たち:毛利実沙子・山田蘭・国友千永・新居田ゆり・辻久美子・佐伯美帆・杉山桃子・吉岡真友子
ローマ人(女性):井平麻美・河合有里子・国友千永・吉田このみ・萱野望美・大川すみれ・蘆文伊・吉岡真友子
ローマ人(男性):益子倭・篠宮佑一・西口直弥・本田祥平・大枝将也・奥田祥智・佐野朋太郎・田中勇人


出演/振付/台本:熊川哲也
音楽:カール・ニールセン
舞台美術:ダニエル・オストリング
衣装:前田文子
照明:足立恒
指揮:井田勝大
管弦楽:シアター オーケストラ トーキョー

実は、初演時は座席が選べる状況になく、サイド席で見たためか、ストーリーがわからず苦戦!
可能な限りパンフ買わない人なので(そりゃ、年間10数公演超えで行くから。その度パンフ買ってたら、他の舞台も見られるでしょ)、歴史の知識だけで舞台を見たこともあり、正直、ストーリーを追っただけで終わった感でした。

今回は正面席の甲斐もあってか、すっきりとストーリーもわかり、人物像も理解できました。

第一幕は、「クレオパトラの野望」
第二幕は、「愛と真実」
という感じかな。


第一幕では、弟・プトレマイオスから王座を奪うためにローマ帝国を利用する、悪女。
自分の欲望を隠さないクレオパトラは、一夜の戯れである(男娼)奴隷をも毒殺する。
それは、陰謀のプレリュード。
最後にローマに通じ、プトレマイオスを自らの毒殺へと導く。
中村祥子さんのクレオパトラは、宮廷の陰謀の中を泳ぐように渡っていく。
美貌、色香、女王の威厳。どれをとっても「ハマる」!
自在に爪先を使い、空間を支配していく様は圧巻のひとこと。
普通のバレエではあり得ない「地団駄」のようなステップであっても、「野生」の「しなやかさ」に見える。

あと、Vaを飾った4人のお付きのみなさん。
小柄ですがテクニックが素晴らしく、見ごたえがありました。

第二幕は、カエサルの子(カエサリオン)を産み女性の幸せを掴んだかのクレオパトラだが、カエサルは暗殺される。
新恋人・アントニウスも自殺に追い込まれ、全てを失ったとき、クレオパトラは「愛」の真実を知る。

簡単に書くとそうなのですが、複雑なので、もうちょい長く書きますね↓


冒頭は、ローマ。
カエサルとの穏やかな生活の中でもクレオパトラの政争を好む女性像が垣間見え、ローマ帝国は一斉にクレオパトラを敵とみなす。それがすぐにわかる。
演出とはいえ、熊川振付に脱帽です。

その後すぐにブルータスに暗殺されるカエサル。
アントニウスのロマンチックな(w)登場、クレオパトラとの恋愛。
そしてオクタヴィアヌスによる、アントニウスとオクタヴィアの政略結婚の場面へと転換される。
この速い転換は見事ですね。(二度目だからそう思うのかな)
結婚を祝う宴では、オクタヴィアとアントニウスのダンスがグラン・パ・ド・ドゥの形式になっていて、熊川氏の「おっしゃあ!オイラがグランド・バレエ作ってやるー!!!」感が半端なく感じられます。
矢内さんの滑らかで、かつ、正確なテクニックは素晴らしい。
栗山さんのサポートも良かった。

で、GPPDが終わると、拍手する間もなく、ブルータスの処刑。
アントニウスがオクタヴィアヌスに抱く不信感を表現⇒婚約(婚姻?)破棄へ

舞台はエジプトに移り、クレオパトラとアントニウスは再会。愛を確かめ合う。
が、オクタヴィアヌスは、クレオパトラの影響力を排除するためにアントニウスを切る。
ローマ帝国での居場所を失ったアントニウスは、自刃。
クレオパトラはをアントニウスの亡骸を見つけ、発狂する。


第二幕は、男くさい政治の話が主で、クレオパトラの活躍する部分は少なめです。
なので、第一幕でかなりの存在感がないと、ラストの恋人を失い、わが人生を振り返り、「愛」の存在を確認する部分につながらないと思いました。
中村祥子さんの演技と存在感は素晴らしく、かつ、意思がはっきりと伝わる。

バレエで何を伝えるか?
今回、中村祥子さんのこの役は、素晴らしいのひとことでした。
すげえな。
悪女が最後に「聖女」に見えたよ。


そんな感じで。
二回目の「クレオパトラ」は、古林の妄想力もあったのかもしれませんが、こんな舞台だったと感じました。
他の方はどう思われるかわかりませんが。
細かいところが違っていたらごめんなさい。



ところで。
今回の振付で思ったんですが、男子陣のブリゼ地獄はハンパなかったですね。
死ぬ。あれは死ぬ。
スポ魂かと思った。



お疲れ様でした。







この日は舞台後に、3分くらいのフォトOKの時間がありました。


「SNSで拡散してねheart01
なのかと思って、すぐツイにあげておきましたよ。
素敵なサービス&ナイス・アイディア!

振付「自分」だからOKなのかな。
熊川氏、やはりただ者ではないですね!

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